2022-02-06

グレッチリペア、ネック周り

 

 

今日は曇りで雪が降ったり止んだり。

相変わらず、雪は結構積もってます。

相変わらず、疲労も蓄積。

 

色々と忙しく作業は停滞気味ですが、グレッチのリペアの続き。

ここ何日かは、ネック周りを進めてました。

まずは、ネックとボディーのジョイント部分にバインディング材を埋め込んでいきます。

 

長さ、角度、幅をぴったりに合わせて接着。

 

 

で、ネック本体に入りましたが、予定外の問題が結構ありました。

まずは、指板面のアールが削られ、部分的に平面になってます。

 

 

ロッドは完全に緩んでいて、締めてもほぼききません。

 

ネックバインディングも交換するのですが、取り外してみると、指板に縮みがあり、ポジションマークが微妙にはみ出てます。

 

今回、ネックはバインディング交換のみの予定でしたが、フレットを抜かないと問題が解決しないので、リフレットもすることにしました。

バインディングを新しく接着し、、、。

 

 

はみ出し部分を削って、アールを整えていきました。

 

 

 

 

 

この後、フレットの作業を予定してます。

 

 

写真はリペア中のグレッチです。

リペアでお預かりすると、結構な割合で予定外の問題が見つかる場合があります。

楽器のオーナーからすると、予定外の修理はちょっと抵抗があるのもわかるのですが、見過ごすわけにもいかず、悩ましい所です。

KEN弦楽器工房

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