2025-02-01

19世紀ギター、サイド面クラック接着

今日は概ね曇り。

19世紀ギターはオープンバックが終わってましたが、次は、サイド面のクラック。

接着前に段取りを決めておきます。

きっちり閉じるクラックもありますが、閉じない部分はそれなりに方法を考えます。

仮クランプして様子を見た後、接着に入りました。

クラックの長さは合わせると、ほぼ、サイド面の半分位。

結構な長さです。

古楽器なので、リペアにも膠を使います。

膠は塗ってから素早くクランプしないと温度が下がって接着強度が落ちます。

目違いがないよう、素早く接着するのは結構大変です。

ある程度動くクラックは楽ですが、閉じている部分に膠を浸透させるのも大変。

なんとか、接着クランプし、明日まで乾燥させます。

クラックは乾燥後、裏から補強しますが、次は、ブレイシングの作業を予定しています。

結構重要な部分のブレイシングが折れているので、おそらく交換することになると思います。

ちょっと見、判らないのですが、ほぼ折れてます。

裏板同様、剥がすのが大変そうです。

KEN弦楽器工房

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