2021-05-20

クラシックギターリペア 、終了

 

 

今日は曇り。

 

作業は昨日、今日とクラシックギターのリペア。

まずは、昨日の分。

ナット溝の製作をして行きました。

普通は、ヘッドプレートの端と指板の間にナットをはめますが、ヘッドプレートが平面に削ってあるので、ナットを挟むための材を接着。

 

接着後、整形して、、、、。

 

セラックで塗装します。

小さいパーツですが、セラックなので目止めしてから塗り重ね。

仕上がった所です。

 

今日は、ナット溝ができたところで、ナットを製作。

材を調整し、、、。

 

 

溝を切って、、、、。

弦を張って溝を調整し仕上がったところです。

 

サドルは交換しない予定でしたが、サドルスロットに対し緩すぎたのと、サドル底面が斜めに削ってあり、真っ直ぐ立たなかったので、こちらも再製作。

 

各部チェック後、チューニングして最終確認と思ったところ、チューニング中にペグのパイプが割れました。

 

ちょっとテンションが下がりましたが、思い直してペグもリペア。

古い楽器で、現在のペグとはパーツが微妙に違いますが、たまたま、同タイプの古いパーツのストックがあったので、交換。

 

再度チューニングして、リペア終了しました。

リペア箇所はセンターシームの割れ、剥がれとファンブレイシングのセンター剥がれ。

ブリッジの剥がれ。

 

指板両サイドのクラック。

 

フレットのバリ取りと再整形。

 

ナットとサドル交換。

おまけのペグリペア。

 

中程度のリペア予定でしたが、結構重症でした。

 

 

明日は、また、様子を見て作業を決めます。

 

写真はリペアが終わったクラシックギターです。

50年前の楽器ですが、よく鳴ります。

KEN弦楽器工房

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