2019-01-05

ラコート、ブリッジピン

 

今日は曇りで、日が射したり、雪が降ったり。

 

作業はラコートのブリッジピン。

オリジナルの19世紀ギターはモダンなアコースティックギターとはピンが違うので、製作して行きました。

黒檀材を削り出して、テーパーをつけ、頭には貝を埋めます。

出来上がったピンです。

 

ブリッジは接着したままの状態なので、こちらは、ピンの下穴を開けて行きました。

表板には穴が開いておらず、ブリッジも薄皮一枚残してます。

 

まずは、貫通させ、リーマーでブリッジ側の穴にもテーパーをつけて行きました。

ピンは一度で仕込まず、徐々に深くセットして行きます。

 

ピンが収まったところです。

 

ピンにはモダンなピンとは違いスロットがないので、ブリッジ側に弦溝を切って行きました。

使用する弦に合わせ、溝の太さも変えて切って行きます。

弦溝を切ったブリッジです。

 

最後にひげ飾りの先端に飾りボタンを膠接着し、終了でした。

後は、エンドピンとナットとサドルを作って、ペグを取り付ければ弦が張れます。

 

明日は外出なので、時間が取れれば作業を進めます。

 

写真はピンをセットしたラコートです。

KEN弦楽器工房

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