2025-02-03

19世紀ギター、ブレイシング取り外し

今日は曇りで雨が降ったり止んだり。

リペア中の19世紀ギターは、サイドの割れを接着しましたが、接着箇所をチェック。

小さい欠損部分もありますが、この辺は裏側の補強を貼るときに修正します。

補強は後回しにして、次は、ブレイシングの取り外しを進めていきました。

一般的に、古楽器を修復する際はオリジナルパーツを極力使うのが基本ですが、取り外し前に折れた部分を観察すると、虫食いの穴があります。

折れた原因は物理的に力が加わったように思われますが、合わせて、虫食いの部分が脆くなっている場合もあります。

なので、今回は交換を前提に取り外していきます。

交換予定ですが、可能なかぎりきれいに取り外していきました。

外したブレイシングです。

完全に折れていて、やはり、虫食い部分は脆くなってました。

まだ、色々治すところがありますが、他のリペアと合わせて進める予定です。

KEN弦楽器工房

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