2019-02-06

トーレスタイプリペア、補強貼る。

 

今日は曇り。

気温は高めでしたが、思っていたよりは寒く感じた1日。

 

作業はトーレスタイプのリペア。

クラッシュ部分の接着が終わったので、補強を貼って行きました。

クラッシュした状態です。

 

接着したところです。

 

普通、クラックはクリートを貼りますが、今回は破片を継ぎ合わせた部分もあります。

ギターのサイドの厚みやクラックの断面の状態、その他諸々を勘案して少し丈夫に補強することにしました。

まずは、表板の端材を使って、補強材を作って行きました。

貼る面積を増やしたので、その分、厚みは薄くします。

 

補強を仮組みしたところです。

 

接着前に、サイドのアールに合わせて曲げておきました。

 

膠の準備ができたところで、接着クランプ。

しばらく乾燥させて、今度は、表板の補強を貼って行きました。

補強を仮置きしたところです。

 

こちらも、サイドと同様に接着クランプ。

 

今日でクラッシュ部分の修復は終了。

この後、裏板やバインディングを接着し、ギターを元に戻して行きます。

 

明日は様子を見て作業を着ます。

 

写真は修復中のトーレスタイプです。

KEN弦楽器工房

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